freetype-2.4.4 を win32 の dll としてビルドするために必要な patch

GNU win32 にある freetype-2.3.5 から持ってきました。この patch を当てないと、関数が dllexport されないため、プロジェクトの構成を DLL に変更してもインポートライブラリが生成されません。

この patch を使って、次の手順で DLL を作ってください。

  • builds/win32/vc2008/freetype.sln を Visual Studio 2010 で開く。
  • LIB Release Multithread 構成*1を選択し、freetype プロジェクトのプロパティを開く。
  • 構成の種類を "ダイナミックライブラリ (.dll)" に変更する。
  • プリプロセッサ定義に "BUILD_FREETYPE2_DLL" を追加する。
  • ビルドする。
  • objs/release_mt に freetype.dll と freetype.lib が作られている。

もし、freetype6.dll のようにバージョン番号を付けたければ、プロジェクトのプロパティを開き、ターゲット名を "$(ProjectName)6" に変更します*2

*1:他の構成でも良い

*2:リンカの全般設定で、バージョン番号に 6 を入れたほうが良いと思うのですが、これが何に作用するのか良く分かってません。詳しい人教えてください。ちなみに、libpng-1.5.0 では 15 というバージョン番号が入ってます。