Windows を仮想 PostScript プリントサーバにする
Windows機を仮想PSプリンタ・サーバにする を参考に、VMware の中の Windows を仮想 PostScript プリントサーバにしたので、以下にそのログを残しておく。
Ghostscript をインストールする
http://w32tex.org/index-ja.html ここから gs870w32full-gpl.zip をダウンロードして展開し、C:\gs 以下にインストールする。
RedMon をインストールする
http://pages.cs.wisc.edu/~ghost/redmon/ ここから redmon17.zip をダウンロードして展開し、C:\redmon 以下にインストールする。
プリンタ用の PostScript ドライバをダウンロード
今回、リダイレクトする先のプリンタは Fuji Xerox DocuCentre-II C4300 と Fuji Xerox ApeosPort C5540 I なので、これらの PostScript ドライバを http://download.fujixerox.co.jp/postscript/win.html ここからダウンロードし、たとえば C:\fxapdcps0911nw2k3fja などに展開する。
ダミープリンタを追加する
Windows にプリンタを追加する標準的な手順を使う。
新しく "Redirected Port" を作る必要がある。
J2C と H2C の違いはこのマニュアルによると書体の差だそうだ。 J2 がモリサワ2書体でH2が平成2書体なんだが、ダミープリンタなのでどっちを選んでも良いはず。ここでは J2C を選択した。
リダイレクト先のプリンタを設定する
追加したダミープリンタのプロパティを開き、ポートの構成を変更してリダイレクト先のプリンタを設定する
・・・のだが、リダイレクト先のプリンタは選択できないらしい。コンボボックスが disable になっている。
試しに Redirected Port をもう一つ追加したところ、今度は最初のポートとは異なるプリンタがリダイレクト先に設定されていた。運良くこれがリダイレクトしたい方の C4300 *1 だったので、これを使うことにした。
"Arguments for this program are:" には以下を指定した。
-q -dBATCH -dNOPAUSE -sDEVICE=mswinpr2 -r1200 -sOutputFile="\\spool\redmon2" - -c quit
これで OK のはずなので、念のためテスト印刷を実行してみる。するとなかなか印刷が開始しない。よく見てみると ghostscript がプリンタ選択ダイアログボックスが出ているじゃないかwこれじゃサーバとして使えないだろうw
で、実際に印刷したいプリンタを選んで出力させてみると、一部しか印刷されなかった・・・フォントがどうのこうのっていうエラーメッセージが印刷されていたので、もしかすると Fuji Xerox の PostScript プリンタドライバではダメなのかもしれない。モリサワ持ってないしw
結局
色々やっていたら Fuji Xerox の PostScript プリンタドライバでも印刷できるようになった。確定ではないけど、きっと TrueType フォントをソフトダウンロードに設定したことが勝利に繋がったのではないかと思っている。
*1:同じプリンタが2台あるとややこしい