Let's note CF-R3F の再インストールで苦戦した

9日からの三連休の最初に,メインノートマシンとして使っている Let's note CF-R3F の再インストールを行い,残りの休みで快適な研究生活を送ろうと思って,作業に取り掛かりました.まさかフラグが立っていたなんて・・・

今回の再インストールでは,これまで C:\coLinux\root.img と C:\coLinux\swap.img の二つのイメージファイルで持っていた coLinux 用のファイルシステムを,HDD にパーティションを切って,そこに置くことにしました.そのため,Windows XPインストーラで,Debian 用に約15GBとスワップ用に1.5GBほどを残して C: ドライブを作成し,Windows をインストール.そして,89個のパッチをすべて当て,i855GME のドライバをインストールし,DirectX のドライバを入れ,R3F 用の様々なドライバをインストールしました.何も問題ありません.

その後,Office 2003,VC++2008,PuTTY,などなど必要なツールをインストールし,そろそろ Debian のインストールをしようと思って,外付けCD-ROMドライブに etch のインストールディスクを入れて再起動したわけです.

Debian のインストールはとても順調でした.何も迷うことはありません.ひとつだけ気になった点がありましたが,大して重要だとは思いませんでした.単に,HDDの最後に3.2GBくらいの不明な秋領域があっただけなんです.しかしながら,これが後々の大惨事の原因だったなんて・・・

Debian のインストールが終わって,再起動すると Windows が UNMOUNTABLE_BOOT_VOLUME によってパニック状態になります.でも Debian はきちんと起動できるし,NTFS パーティションDebian からはきちんと見えるんですね.この原因を特定するまでに,二日ほどかかってしまいました.

結果的には,なぞの3.2GBの空き領域を潰してしまったことが原因でした.あそこは,BIOS が保護しているリカバリ用の領域であり,BIOS を通してディスクにアクセスすると存在しない領域になります.しかしながら,LinuxBIOS を通さずにディスクにアクセスするので,その領域も見えるし使えてしまうんですね.そして,その領域をパーティションに割り当ててしまうと,BIOS が「パーティションテーブルが壊れてるぜ!」と判断し,Windows がブートパーティションをマウントできない状態になってしまうのでした.

私の三連休を返せ.